A.O.P認証は、フランスではワインやチーズなどの農産物とその農家を保護するための制度(元A.O.C)として始まりました。1925年に青カビチーズで有名なロックフォールチーズの産地偽装に対応するための制定が最初でした。その後、1930年代にワインでのAOP制定が始まると、1855年パリ万博で制定されたボルドーワインの格付けを発展させる形で、フランス各地方の伝統ワインについて品質向上も兼ねたAOP認証へと拡大していきました。さらに、1960年代以降は他の農産物にも拡大されました。
つまり、A.O.P認証はフランス各地に広がる伝統的な農産物に対する品質向上制度として発展してきた歴史があります。そして1981年のこと、合成香料や品種改良種に対する保護制度として真正ラベンダー精油がA.O.P認証の対象となったのです。これは、真正ラベンダー栽培に誇りを持つ多くのラベンダー農家を保護することに繋がりました。
A.O.P.認証オート=プロヴァンス産真正ラベンダー精油は、ボルドーワインで例えるならば格付けワイン(グランクリュ)にも匹敵する価値があるものです。個性的で特徴的なストーリーのある香りをお楽しみください。