南仏アルジャン村

南仏アルジャン村

オート=プロヴァンス地方の標高1400mにある山岳地帯の小さな村に伝わる野生ラベンダーを採取して、丁寧に栽培しています。

アルジャン村は、南フランスの山奥にある人口8人の村です。

アルジャン村の自然について

標高1400mの珍しい土地だからこそ、手付かずの大自然が残されています。

少しだけ詳しい地理の話をしますと、アルジャン村はフランスとイタリアの国境近く、ヴェルドン自然公園の東に位置します。この辺りはオーストリアやスイスから連なるアルプス山脈の西端でもあります。アルジャン村は標高1400mほどの谷合に位置しており、2000m級のコルドイユ山とモレル山に囲まれています。

アルジャン村の2億年以上前の石灰質の地層が、古来からの香りを今に伝えます。

現在のアルジャン村周辺の地域(ヴェルドン地域)は世界有数のジオパークとしても知られ、貴重な化石や地層が保存されているため地層マニアにはたまらない地域なのです。この2億年前から現在も活動を続けるアルプス造山運動のおかげで、石灰質の土壌が地表へ露出し、弱アルカリ性の乾燥した土壌が生成され、ラベンダーの育成に最適な環境になったと考えられます。

寒暖差の激しい気候と澄んだ空気が、ラベンダーの華やかな香りをさらに上質にします。

さらに、アルジャン村は、地中海の乾いた温かい空気とアルプス山脈の冷えた空気が混ざり合う非常に寒暖差の激しい場所で、真夏でも早朝の気温が10度以下になることも珍しくありません。中世以来、ラベンダー栽培とその品質の高さで名を馳せたアルジャン村のラベンダー栽培に欠かせない地理的要因をまとめました。

「乾燥していて、寒暖差の激しい気候」
「地殻変動が生み出した太古の石灰質土壌」
「アルプスに囲まれた純粋無垢な湧水」

アルジャン村の復興について

20世紀初頭には栽培しやすい品種改良種が出現。アルジャン村は衰退の危機に。

ラベンダーバブルの後、合成香料や品種改良種の発展によって、野生ラベンダーの価格は暴落しました。その結果、ラベンダー栽培は割りに合わない仕事となってしまい、プロヴァンス地方の多くの農園が姿を消していきます。アルジャン村のラベンダー栽培も例外ではありませんでした。

1965年に、ついにアルジャン村のラベンダー栽培が途絶えてしまいます。品質の良さや自然の香りよりも、大量生産が求められる時代の波には勝てなかったのです。

約40年間の空白の期間の後、ヴェロニクがアルジャン村にハイキングに訪れました。

アルジャン村のラベンダー栽培が姿を消してから40年近く経った2003年の事。パリの大企業で働いていたヴェロニク・ブランが、忙しい生活のストレスに耐えきれなくなり、この地へハイキングに訪れました。

この村に自生している野生ラベンダーを目の当たりにして、この村の復活を決意します。それはパリでの生活に疲れ切った自分自身のリセットでもありました。一家で移住して、アロマテラピーを学校で学び、畑を耕して、蒸留所を建設しました。

アルジャン村の「青い黄金」は復活し、2015年には日本へ初上陸しました。

2005年に最初のラベンダー精油が誕生しました。40年間放置されていたアルジャン村のラベンダーが復活を遂げました。その後、2008年には精油品評会で金賞を受賞し、ヴェロニクはその功績を讃えられラベンダー騎士団のシュバリエを受勲。今では観光客だけでなく欧州各国のアロマの専門家たちが勉強へと訪れる場所へと発展しました。

2015年には日本へ初上陸。中世から始まったアルジャン村のラベンダーとの歩みは、これからも進化し続けることでしょう。

アルジャン村の現在について

ラベンダー畑が復活し、夏のバカンスには人口100人の別荘地となりました。

アルジャン村で年間を通して暮らしている村人は8人ほど。世界広しと言えども、人口8人の自治体なんてのはそんな簡単に見つかる話じゃありません。しかし、夏になると様子が一変します。夏には100人を超える人たちが集まってくるのです。

なぜ山の奥深くのスーパーもカジノもないようなアルジャン村へバカンスに訪れるのでしょうか。

別荘を持つのが当たり前のフランス文化。夏の避暑地としてアルジャン村が注目される。

実は、ほとんどの住民がマルセイユやニース、カンヌ、パリなどの都市部の人たちです。自分たちが住んでいる住居をバカンス期間中だけ観光客へ貸し出して、田舎へ避難します。

ハイキングや狩猟に出かけたり、パラグライダーやバギーを楽しんだり、読書や日光浴で優雅に過ごして、夕方にはアペリティフ。なんとも羨ましいライフスタイルを送っている南フランス人なのでした。

アルジャン村周辺の街での対面販売にこだわるブルーダルジャン

ブルーダルジャン農園のラベンダーは、そのほとんどがマルシェや地元販売店のみの販売となっております。これは、農園オーナーがお客様と向き合って直接販売したいという方針からです。アルジャン村でヴェロニクさん自身が箱詰めし発送する製品たちは、全て空輸にて1週間で日本へと到着します。

南仏アルジャン村の空気、そしてヴェロニクさんのパワフルな愛情が詰まった製品をお楽しみ下さい。