《2018年フランス出張記》マルセイユの熱いサッカー観戦

目次

サッカーを観戦しに、マルセイユへ。

フランス最大の港町であり、パリに次ぐ人口第2位の都市が、ここマルセイユです。2018年のフランス旅もいよいよ終盤ということで、前回のボルドー編から再び南仏にやって来ました。

今回は、ボルドー – ニース間の往復チケットを入手してあったので、ボルドーからニース空港へ行き、ニースからマルセイユへと向かいました。通常であれば、ボルドー – マルセイユ間のフライトは1時間程度で簡単に移動できるのですが、ニースからの電車移動となると意外と遠いです。ちなみに、ニース – マルセイユ間はTGV(新幹線)やTER(都市急行)が運行されており、およそ3時間の移動になります。

飛行機からの眺め、最高です。コートダジュールの海岸は何度見てもワクワクします。ゴツゴツした岩肌と白い街並み、そして地中海。ほんとにプロヴァンスで暮らしたくなります。。。

駅構内や周りはそんなに治安の悪い印象はなく、どちらかというとモダンで綺麗な駅舎です。噂に聞くほど、本当に治安が悪いのでしょうか。個人的にはパリの方がよっぽど危険な匂いがします(笑)

マルセイユ旧港の夕焼け。

駅からはタクシーで5分程度の場所にあります。なんとなく観光地っぽい雰囲気があります。調べてみると、この港は紀元前600年から存在しているそうで、2500年以上もの期間ずっと賑わい続けていると言う、とんでもない歴史ある場所です。植民地との交流や、戦争、貿易…人類史がそのまま詰め込まれた場所のよう。

プロヴァンス地方はどの町も古い歴史があり、しかもそれがそのままの状態で残っていたりします。そんなプロヴァンス地方の中でもマルセイユは別格に歴史ある大都市です。とても魅力的に感じます。

フランスで最も熱いサッカー観戦に行って来た。

フランスで最も地元民に愛されているサッカーチムの一つが、ここマルセイユ。「オリンピック・マルセイユ」というチーム名は、マルセイユの都市ががギリシャ人の入植によって築き上げられたことに敬意を評してオリンピックと名付けたそうです。

オリンピック・マルセイユには、現在日本人が一人所属しています。日本代表の右サイドバックを務める酒井宏樹さんです。実は、ずいぶん前に彼の出場する試合を見たことがありました。2013年の冬、日本代表がW杯前の欧州遠征をしたときのことです。ベルギーのヘンクという小さな街で行われたオランダ戦。僕はちょうどボルドー留学中だったので、ベルギー旅行もしたいし…ということで観戦に行ってました。

フランスを代表する歴史あるチームで日本人選手が活躍しているということで、サッカー観戦にやってきました。マルセイユに来ておいて、サッカーは見逃せません!

物凄い人の波です。会場は最寄の地下鉄「Rond-Point du Prado」駅から歩いてすぐのところにあり、迷うことはありませんでした。夕刻になると、観戦に向かう若者たちでごった返すので、彼らの行くところをついていくだけで間違いありません。

試合会場、スタッド・ヴェロドロームに到着です。

まさかの、酒井選手が出場しない試合に当たる。。。

まさか、酒井選手の名前がスタメンに載っていない…
なんということでしょうか。まさか、、、すぎます。

しかし、このスタジアムの大きさハンパないって!(笑)

ゴール裏では壮絶な応援合戦が繰り広げられております。ものすごい熱気です。左手に持っているビールがあったかくなるくらいの熱気に包まれております。7万人弱の観衆が、毎週のようにこうやって熱狂しているんだなあ、、、と思うとすごい文化です。彼らの熱量に尊敬の念さえ湧き上がります。

火炎瓶やら発煙筒やら、、、過激なフリーガンが?と思いきや、非常に健全で(笑)、穏やかな応援合戦です。(過激な応援を見るのを期待するとがっかりするかもしれません笑)現在のオリンピック・マルセイユは持ち物の規制が非常に厳しくなっており、会場にはリュックサックなどは持ち込めません。せいぜいハンドバックくらいの小さな物とカメラくらいです。

ですので、会場前にある手荷物預け所には長蛇の列。貴重品はお忘れなくお持ちください。いや、小銭以外はホテルに置いてきた方が無難かもしれません。それでも、ドーム内でこだまのように響き渡る応援合戦は見ものです。

試合後、一気に6万人もの帰る人がいると交通麻痺すると隣に座ったおじさまから聞いたので、後半残り5分というところで引き上げました。それでもかなりの人が帰り始めているようで、早めに出ておいて良かったと思います。

フランスで一番熱いと言われる、マルセイユの熱いサッカー観戦。なかなか普段サッカーを見る機会も多くないので、良い経験になりました!酒井選手が見れなかったのは残念!また次回に期待しようと思います。

翌日に登ったノートルダム寺院からは、試合会場スタッド・ヴェロドームが見えました!背景はプロヴァンス地方らしい石灰石の断崖絶壁。モン・ピュジェという山ですが、この山のさらに奥にはカランクと呼ばれる風光明媚な海岸があります。一度入ってみたいフランスの秘境ですが、今回はお預けになりました。

次回、旅の最終地アルルです!

上部へスクロール