《ラベンダー畑》最高のラベンダー精油の作り方 | 羊飼いとラベンダーの除草について

目次

最高のラベンダー精油をつくるために。

南仏アルジャン村では創業以来、最高の精油を生み出すために色んなチャレンジを続けてきました。有機海藻を配合した堆肥や、昆虫たちとの共生、さらには伝統的な100年前の貴重な蒸留器を譲り受け、ラベンダー文化が最も栄えた19世紀初頭当時の香りを再現することに成功しました。

さて、そんなブルーダルジャン農園のこだわりをもう一つご紹介します。

牧羊で雑草を食べてもらう。​

春と秋の2回だけ羊飼いに来てもらって、数百頭の羊たちに一斉に雑草を食べてもらいます。来てもらう…というよりお友達の羊飼いさんに移動がてら寄ってもらう。と言ったところ。

さすがに、農業大国フランスらしい光景です。

ラベンダーが開花する前の6月には、収穫に備えて羊たちに雑草を除去してもらいます。しかし、6月の羊たちの移動の時期に、既にラベンダーが咲いている年にはこれができませんので手作業になります。収穫後の9月には、翌年のラベンダーの苗植えのために雑草を取り除く必要があります。

除草剤などを使わずにも、羊飼いとラベンダー農家という職人同士で共生しあえる南仏プロヴァンス地方は、ますます魅力的に思えます。

南仏プロヴァンス地方には、55万頭の羊が住んでいる。

南仏プロヴァンス地方の牧羊の歴史は古く、なんと6000年!!

キリストの生まれる遥か昔から南仏では牧羊が主力産業として栄えていました。そのため、フレンチアルプスの山岳地帯からアルジャン村より遥か地中海沿岸部の高原まで、とんでもない広さで牧羊が行われており、食糧である大量の牧草を求めて春と秋に大移動を行います。

夏には涼しいアルプスの山岳地帯へ、冬には地中海側の温かい地域へ。

その移動距離は片道420kmということで、これは京都-東京間に匹敵します。それに、そのほとんどがアルプスなど山岳地帯の険しい山の中です。

そんな理由があり、近代化が進んだ牧羊は現在では多く羊飼いたちがトラック輸送を選択しています。数十日間、何人かの羊飼いたちと数千頭の羊、リーダー役の犬を連れて大移動するためのコストは、トラック輸送のコストと同等だと言われます。そのため、現代的な手法が一般化され、歩いて移動する、さながら羊のエサを求めて流浪の旅にでる羊飼いたちは大変稀少な存在となっているようです。

のんびりとした言葉の代名詞「牧歌的」風景は、意外にも実は全く事実ではないかもしれません。

ブルーダルジャン農園の除草方法

そう言った背景もあり、貴重な羊飼いと貴重なラベンダー農園は、共同作業の試みを続けています。年2回の除草は、羊飼いにとっても、ラベンダー農園にとっても大切な作業。

南仏プロヴァンス地方で数少ない伝統産業が互いの文化を尊重しあう温かい光景でした。

そして、ブルーダルジャン農園では夏の除草が待っています。春に羊が来たって、やっぱり雑草はすぐに伸びてきます。

そんな農園では、耕運機をラベンダーの株の間を走らせて雑草を耕します。2019年はなんと2ヶ月で8回。20ヘクタールものラベンダー農園を8回も耕運機で除草するとは…なんと骨の折れる作業でしょうか。

ありがたや、ありがたや。

そんな文化的背景を持つ南仏アルジャン村の真正ラベンダー精油は、こちらから。自然環境の保護ももちろんですが、文化保護も大切な役割のひとつです。特に農業・牧羊の高度な専門技術は一度失われると再現することはできないと言います。

南仏アルジャン村から直輸入のたった一つしかない香りを、お手元でお楽しみください。

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金子 竜得

フランス・ボルドー留学を機に出逢ったラベンダー農家「ブルーダルジャン」と意気投合し、輸入を決意する。大学2年生でブランドの日本販売元として起業し、「ラベンダー農家」とその品質・文化を伝える。/ 1992年生まれ・石川県出身 / 旅行・カメラ・オーディオ(音楽)が好き。たまに趣味ブログになります(笑)

大切なお知らせ

お客様各位

現地時間8月1日23時頃に発生した大規模な火災により、ブルーダルジャン農園の蒸留所及びアトリエ店舗が焼失したことをご報告いたします。ラベンダー商品の販売につきまして、日本の在庫が完売次第、無期限の販売休止となる見込みです。

また、現在保有している在庫につきましては、できるだけ多くの方にお届けしたく、当面の間、販売数量の制限をさせて頂きますことをご了承ください。

・AOP真正ラベンダー精油 5ml お一人様5点まで
・そのほかの製品 お一人様1点まで

また、今後の見通しにつきましては、決定次第ご報告申し上げます。詳しくはこちらにて。

ブルーダルジャン・ジャポン
代表 金子竜得