前回のPart1に、幼少期に関しての記事を書きました。今回は、その続きです。
「会社を作りたいな」あるいは「経営者になったら楽しいだろうな」と思ったのは、おそらく小学校高学年か中学生の頃。けれども、別にイメージがあったわけでも、何の会社を..とか考えていたわけでもありません。とにかく、自分で仕事をしたいと思っていたのです。それはおそらく環境のせいでしょう。私の周りの大人たちは、楽しそうに働いていたはずです。もちろん、一番身近なのは親です。楽しそうに自営業をしてるわけですから。子供心には、ほとんど遊んでるようにしか見えませんでした。ほんとに遊んでたのかもしれませんが(笑)
気づけば学生時代をひたすら独立心と好奇心の向上のために費やしていました。
小学4年生の頃からは、友人を連れて今は無き《のと鉄道 能登線》で能登半島を旅したこともありました。当時9歳の子供にしてみたら大冒険です。6年生の時には、ばったりテレビクルーと出くわし取材を受けたのも良き思い出です。そんな冒険好きの少年が海外の事に興味を持つのにあまり時間はかかりませんでした。
中学・高校と外国に興味を持ち、いろんなことを試みました。しかし、なぜか外国に行くことはありませんでした。初めて海外に出たのはちょうど20歳。今からたった3年前のことです。その年の6月に家族でグアムに行き、9月にフランスへ私費留学のために出かけます。フランスを留学先に選んだ経緯は今回は省略しますが、ほとんど感みたいなものです(笑)
理由というものは、後からいくらでも付け加えられるものです。結果としてこうした形になっているわけですから、これもまたアリなのでしょう。
そのフランス滞在で、多くの人・土地と出逢いました。まさにこれが起業までの道です。その時のアクションひとつでまったく違う人生になっていたかもしれないのです。けれども、それこそが楽しみでもあります。
留学も終わりに近づいた頃、ある美術家の方の展覧会のパーティーに参加させていただきました。その時に、音楽家の方を紹介していただきました。
「僕は、聴くだけ ですが、クラシックが趣味です。」
と、そんな話の流れで次のコンサートについて伺うと、その方は「オランジュという街の音楽祭へ参加する予定がありますよ」と仰ってくださいました。
…あると言われれば、行ってしまうのが私の性でして…
行きました!
ちなみに、住んでいたボルドーから会場のオランジュまで電車で7時間かかります(笑)
次回、南フランスの旅です。
そこで、はじめてあの香りに出会いました。