《必見!》南仏で身につけた究極のUVケア方法とは?日差しに負けない肌作りのまとめ

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夏は灼ける。

近頃の強力な日差しは『焦げる』と言うべきでしょうか。炎天下で1時間も散歩でもしようものなら、お肌は真っ赤になってしまいます。

さて、南仏に出張している時、私は基本的に歩いて移動することが多いのですが、やっぱりお肌に何も対策をしないとかなり灼けるんですよね。特にフランス南部は超絶強力な日差しに加えて、とんでもない乾燥になります。湿度は低い時で20%未満とかだったと記憶しています。これはカラッと気持ちいい湿度を通り越して、カラッカラに干上がってしまうほど。飲み物を飲んでもすぐに喉が乾いてしまいます。

夏の紫外線とどのように付き合うべきか。

実は、夏はお肌にとってライバルとなる要素が多い。海水、プールの塩素、汗、頻繁なシャワー。これらは肌を乾燥させる要素で、肌の水分バランスを乱したり、肌に必要な善玉菌を逃してしまうことになります。そして太陽は、お肌を乾燥させるだけでなく、シワ・シミなど肌にその痕跡を残してしまう可能性があります。

一方で、太陽から放出される紫外線は、私たち生物にとって必要不可欠な存在であることも知られています。紫外線を浴びる最大のメリットは、体内でビタミンDを生成すること。

ビタミンDには骨格を健康に維持し骨粗しょう症の予防やガンの予防、さらに気管支炎や風邪、ウイルスなどに対する免疫機能を強化することが知られています。現代人は特に紫外線を避ける傾向にあり、これらの機能が低下していると言われています。

つまり、太陽(紫外線)は毒でもあり薬でもある!

公益財団法人骨粗しょう症財団によれば適度な日光浴として夏の日光照射時間は木陰で30分程度としています。木陰であっても地面や植物などの反射から紫外線が当たるとのことだそう。フランス人のように夏は毎日ビーチで日光浴というのは無理でも、健康のためには適度な日光浴をしましょう。

STEP.1 日焼けから肌を守る

やっぱり日焼けはしたくない。そういう時は、しっかりと皮膚を保護することが大切です。外出の前には必ず保湿と日焼け止めを忘れてはいけません。お肌に最大限の水分と栄養分を補給した後に日焼け止めで紫外線をバリアします。

今回は、私が個人的に実践した全ての工程をお伝えします。

外出前の栄養補給

内側から日光を浴びる前には抗酸化作用のあるビタミン類(A、C、E)を摂取すると良いと言われます。ビタミンEは血行を促進し肌のハリを保ち、新陳代謝を促します。ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を維持します。

そして、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けたり、肌荒れを改善する働きがあります。さらにビタミンCは、細胞を老化させる原因のひとつ活性酸素の働きを抑えることでも知られています。

なかなか食事だけで補うのは難しいというときにはサプリメントなどで摂取しておきたい栄養素です。私は、Noiというブランドのサプリを利用しています。これは、フランス出張時にも持っていくほどお気に入り!

外側から:お肌からの栄養補給も大切。特に、抗酸化作用の強い植物オイルを十分に馴染ませることによって、肌へのダメージは随分と軽減されるはずです。天然のビタミンEと言われるオレイン酸やリノール酸を含む植物オイルは肌の乾燥を防ぎ、水分が逃げてしまうのを防ぎます。代表的なものにアプリコットオイル、オリーブオイル、シアバターなどがあります。保湿用のオイルとしてはブルーダルジャンの万能美容オイル「デリカテス」を6年以上愛用していますベタつきを抑えて、肌荒れも防ぐ。そして、軽い日焼け止めにも使える優れものです。

日焼け止め

一般的な日焼け止めは大きく2種類に分けられていて、化学的な成分、あるいは物理的な成分で紫外線をバリアします。化学的な成分は紫外線を吸収することで機能し、物理的な成分は皮膚の表面に紫外線を反射するバリアを形成することで機能します。

化学的な保護膜の場合、洗い流すのが難しく一部の人にはアレルギー反応を引き起こすことがあります。一方、物理的な保護膜の場合、主に粉末状の鉱物である酸化亜鉛をクリーム状にして作られます。唯一の欠点は肌にわずかに白い色合いを残すこと。

一般的な日焼け止めは、数種類の植物オイル、酸化亜鉛(もしくはチタン)、水、乳化剤、香料などの原材料で構成されます。お肌のことを考えるならば、やはり出来るだけシンプルな構成を考えるべきでしょう。

STEP.2 日焼け後の肌をケア

どんなに微弱であっても紫外線を浴びた後にはケアを忘れてはいけません。皮膚の火傷を鎮めるのと同様の手法で、炎症を和らげて水分を補給する。そして、皮膚の再生を促す栄養分を持つ植物オイルでケアを強化することは大切です。

肌を冷やす

まさしく火傷と同様の手法です。熱を持った皮膚は炎症を起こしている状態です。流水や濡れタオル、ひどい日焼けの時には氷で冷やすことも有効です。

保湿する

角質層から水分が抜けて、肌が脱水状態になっています。肌が落ち着いた後に、化粧水でたっぷりと水分補給をしましょう。ブルーダルジャンの「ラベンダーウォーター」で優しく水分補給がオススメ。ラベンダーエキスには鎮静作用を持つ成分が多く含まれているので、日焼け後の炎症を優しく鎮めます。

栄養補給する

日焼け前のケアと同様、シアバターやオリーブオイルなど抗酸化作用の高い植物オイルで丁寧にケアをします。水分と油分の補給は日焼け後の肌に最も大切なことなので、手を抜かずにしっかりと。美容オイルやボディバターは乾燥を防ぐだけでなく、お肌のハリを取り戻します。

なお、日焼け後の肌の火照りを鎮めるために、真正ラベンダー精油が活躍します。抗炎症作用のある成分が多く含まれており、お肌の再生を促進させてくれる効果が期待できます。

追記:ふとフランス滞在中の食事について思い返してみると、たくさん摂取していたものがふたつありました。① オリーブオイルはパスタだけでなく何にでも使う! ②フルーツが必ず朝ごはんに出てくる!

考えてみると日焼けに最適な食事だと思います。オレイン酸やポリフェノールの多いオリーブオイルは「地中海式食事法」として健康長寿の秘訣だそうです。そして、ビタミン類を多く含むフルーツは言わずもがな。南仏では柑橘類やベリー系、ナッツ類をよく食べた記憶があります。

日焼けケア・UV対策のための植物オイルまとめ

・真正ラベンダー精油
・シアバター
・アプリコットカーネルオイル
・オリーブオイル
・ホホバオイル
・スイートアーモンドオイル
・小麦胚芽油

その他にも、アロエ、セサミオイル、ラズベリーシードオイルなど。

基本的な考え方として、原産地が乾燥地帯や日差しの強い地域のオイルには日焼け止めや日焼け後のケアに向いているものが多いと考えられます。そもそも種子の中に含まれる油分は植物が生きていくための生命力の塊なわけですから、乾燥に強い植物にはそれなりの効果があると考えるのが道理でしょう。

ただし、製造工程などで不純物が混ざったりしたグレード(品質)の低いオイルでは逆に油焼けなど正反対の効果となってしまいますのでご注意を。

それでも太陽が大好きなフランス人

日焼けから身を守るプロヴァンス地方での暮らしの一部をご紹介しました。それでも、プロヴァンスの人たちは平気でテラスでランチをしたり、ハイキングや海水浴に出かけたり、とにかく外で生活するのが大好き。地元民だけでなく、世界中のバックパッカー、旅行客、セレブまでが太陽を求めて訪れる土地。

年間300日以上も快晴が続くプロヴァンス地方は、世界で最も太陽と仲良く暮らしている場所と言っても過言ではないでしょう。そんな場所では、もう太陽が嫌いとは言ってられません!

ぜひ皆さんも今年の夏は、太陽とお友達に…良い夏を!

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