お客様各位
謹啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。
平素は、格別のご高配を賜りまして深くお礼申し上げます。
さて、2020年5月15日、弊社あっさんぷらーじゅ合同会社は創業5周年を迎えることとなりました。
ブルーダルジャンご愛用の皆様、ブログをご覧の皆様、ご縁いただきました方々に支えられ、創業5周年という節目の年を迎えることができました。この場をお借りして、皆様に感謝申し上げます。
見切り発車の5年間。
当時22歳の私が勢い余ってやってしまった起業は、見切り発車の今では考えられない無謀なことだったように思います。銀行や地元商工会はじめ多くの大人が”あんな大学生”の話をよく聞いて下さったことと、関係各所の皆様に改めて感謝の念を持つ次第です。
ほとんど思いつきのような形で起業を決めたのは留学帰国からわずか2ヶ月後の2014年10月のことでした。弊社設立が2014年5月ですので、本当にあれよあれよという間に設立しました。その後、私は日本の大学に戻り、会社と学業の2足の草鞋を3年間しました。
大変なこともあったような気がしますが、今思い返してみても、あの時あのタイミングで起業しておいて心底良かったと思えるのは、温かい目で応援してくださる皆様のおかげ様です。ありがたい幸せだと改めて感じております。
フランス大使館の政府留学局SNSに掲載されました。
ところで話は変わりますが、幸運は突然やってくるもので、先日フランス大使館の政府留学局からメールを頂き、私の活動をSNS上で紹介してくださることになりました!節目の日に、留学時代を振り返ることになった面白い出来事でした。
本日公開されましたので、Instagramにてご覧頂けます。
https://www.instagram.com/p/CAM3-eqgMMX
南仏とラベンダー文化の発信拠点に。
フランス留学から帰国する(まだ起業を微塵にも思っていない)時、帰国の途に着く飛行機に乗りながら、またいつかフランスの地に戻ろうと決意したことがありました。ほとんどアテのない決意ではありますが、それが後には少しばかり役に立ったのかなと思い出します。
一年後には、再び南仏プロヴァンスの地に戻っていました。
2015年、弊社あっさんぷらーじゅ合同会社を立ち上げた時には、あまり自覚していなかった事ですが、次第にプロヴァンス独特の文化やラベンダーのことを勉強し、体験していくうちに、この文化の面白さに気付き、多くの人に伝えたいと改めて思うようになりました。商品の周りにある文化こそ、最も人間らしい価値があると感じました。
起業時に5人ほどだったお客様の数は、いつしか数百、数千と増えていき、頂戴したお名刺の整理フォルダも収まりきらないほどになりました。
そして、2018年のこと。この文化発信をより加速させるために、体系化する必要を感じ、企業サイトとは分離した形で南仏とラベンダーの情報発信に特化した「ブルーダルジャン・ジャポン」当サイトを立ち上げました。
まったくの素人が立ち上げた当サイトも学習を重ねるうちに少しは見栄えがするようになり、オンラインストア機能まで搭載することができました。当サイトでは既存のシステムに頼らず、一から構築する必要のある「Wordpress + Woocommerce 」という日本ではまだ数少ないシステムを採用しています。ありがたいことに、様々な試行錯誤を経て、アクセス数も大幅に上昇してきました。
当サイトが、世界一のラベンダー情報サイト、いつかは南仏プロヴァンス文化の集積地となるよう今後も改良を重ねていく次第です。
今後の方向性と目指す未来
今まさに感染病という目に見えない脅威に怯える状況となり、不自由を強いられることで、より一層のストレスや静かな負荷を感じている方も多いかと思います。そして、デジタル化の加速によって、間違いなく実社会は遠隔・非接触型へと進んでいくことでしょう。
ラベンダーの香りの歴史は「心身を癒す力」があるというところから始まりました。お肌も心もストレスや汚れで乱れた状態をリセットする。ハーブの女王と称され、人類史始まって以来受け継がれたラベンダーの香りは、時代の波が大きく変化している今だからこそ、見直されるべき香りだと改めて感じております。
植物の香りには人間の叡智が凝縮されています。本物の植物の香りは、すなわち人間生み出した芸術だといえます。この「癒しの芸術」の可能性を広げて、後世に遺すことが私たちの使命です。それは、即ち南仏の暮らしがそうであるように、この社会からストレスを最大限に減少させることです。
多くのお客様、ご支援いただいております関係者の方々に感謝をしつつ、皆様のご期待にお応えできるよう、今後も一層精進してまいりますので、何卒倍旧のご愛顧のほどお願い申し上げます。
2020年5月15日
ブルーダルジャン・ジャポン運営
あっさんぷらーじゅ合同会社
代表 金子竜得