南仏プロヴァンスのラベンダー街道とは?見学方法と行き方は?

目次

Bonjour!皆様、どうもこんにちは。
ブルーダルジャン・ジャポンの金子です。今回は南仏プロヴァンスの観光局もオススメする「ラベンダー街道」についてご紹介します。

 

ラベンダー街道とは、南仏の各自治体観光局が推進しているツーリズムで、南仏プロヴァンスのシンボルであるラベンダー畑の沿道をめぐる総延長1,000kmに及ぶ道路のことです。レンタカーやサイクリング、ハイキングなど移動手段は様々。一面のラベンダー畑が織りなす大自然は、圧巻の絶景!

 

ラベンダー街道には一面のラベンダー畑の他、蒸留所や博物館、土産物店などが並び、また夏の時期には運が良ければラベンダー祭り、収穫祭に出会うこともあります。確認できる限りでは2パターンそれぞれ別の観光ガイドが出しているラベンダー街道があるのですが、今回は両方をまとめた折衷案でご案内します。

 

なお、ラベンダー畑の詳しい場所については、前記事「南仏プロヴァンス地方のラベンダー畑への行き方、時期、オススメのルートとは?」をご覧ください。

 

ラベンダー街道はどこにある?全地図付き解説!

南仏プロヴァンス地方はラベンダー栽培のメッカというだけあって、ものすごく広範囲でラベンダー畑を見ることができます。まるで巨大な迷路のようなルートをグーグルマップでデータ化してみて、改めて南仏プロヴァンスの象徴としての存在感を認識することが出来ました。

 

東はグラースから…西はアヴィニョンやエクサンプロヴァンスから…どこからでも行けますね。プロヴァンスの田舎を走れば必ずラベンダー畑が出てくるのでは?と思えるほど、どこにでもラベンダー畑があります。

 

ラベンダー街道へのアクセスと行き方

地図で見てわかる通り、ラベンダー街道はほとんどが田舎道で周囲には鉄道やバスなどが走らない土地です。また、大きな都市も近くないためアクセス方法がわからない方もいらっしゃることでしょう。

ラベンダー街道へ向かうための行き方をまとめました。

 

1. ラベンダーツアーに参加する。

実際のところ、日本からの観光では一番多い方法かと思います。ラベンダー街道から最も近い都市、アヴィニョンやグラース、エクサンプロヴァンスなどの都市部の観光案内所でツアーの募集をしています。プライベートツアーもあり。

難易度:簡単
予算:
半日50ユーロ / 1日100ユーロ

 

2. レンタカーを借りて、ドライブする。

一番スタンダードな方法です。電車もバスも走らない場所ですので、国際免許をお持ちの方は是非レンタカーでドライブしてみてください。自由に動けますし、途中の村の民宿で1泊なんてことも可能です。市街地から離れてしまえば、ほとんどが田舎の静かな道路です。

難易度:少々難しい(要国際免許証 / 英語かフランス語)
予算:
1日60ユーロ〜

 

3. ヒッチハイクや自転車旅でのんびり行く。

できるだけ電車やバスでラベンダー街道沿いまで移動します。例えば、マノスクやディーニュ・レ・バンなど。南フランスはツール・ド・フランスなどサイクリングが盛んな場所です。レンタルサイクルショップでVTT(電動マウンテンバイク)を借りたら、気持ち良い風に吹かれて、ラベンダー畑へ冒険も。地図は忘れずに。帰れなくなったときのために、近くの宿の場所は調べておくこと。(笑)

難易度:難しい(体力と勇気が必要)
予算:
タダ〜30ユーロ

 

セナンク修道院とラベンダー

ラベンダー街道の拠点となる街は?

1. アヴィニョン

童謡「アヴィニョンの橋の上で」でおなじみのアヴィニョンです。この街の観光案内所では、ラベンダーツアーやレンタカーを紹介してもらうことができます。ホテルやレストランも多く、美術館などの充実しているので初めての方でも楽しむことが出来る街です。

参考リンク:アヴィニョン観光案内所

 

2. エクサンプロヴァンス

こちらも古い街並みが残る美しい都市です。フランス版新幹線TGVが止まるので、アクセスは便利。ここの観光案内所でも同じくツアーもレンタカーも紹介してもらえます。

参考リンク:エクサンプロヴァンス観光案内所

3. ディーニュ・レ・バン

少しマイナーな都市ですが、アルプ=ド=オート=プロヴァンス県の県庁所在地です。ディーニュはアクティビティが盛んな観光地で、中でも自転車ツーリングが有名です。自然公園に位置しており豊かな地形・地層を楽しむことが出来ます。観光案内所では多くのレンタルサイクルショップを案内してもらうことが出来ます。

参考リンク:ディーニュ・レ・バン観光案内所

 

ラベンダー畑の見学方法は?勝手に畑に入っても良い?

ゴルドのラベンダー畑

ツアーで行くなら気にしないことですが、自力でレンタカーや自転車などで行く場合、意外と困るのが見学方法かもしれませんね。勝手に畑に進入して不法侵入にならないのか…(笑) 実際のところ、いざラベンダー畑に到着しても少し躊躇してしまうかもしれません。

 

街道沿いのラベンダー畑は、基本的に大丈夫です。

観光客向けのラベンダー畑の場合、近くに看板が出ていることがほとんどですし、沢山の観光客が畑の中で写真撮影などしているはず。ただし、近くにラベンダーショップや農園の建物があれば、ガイド付きで案内してもらえることもあるので、一応そちらに尋ねるのがオススメ。

観光用に開放していない場合は、「Do not enter = 立ち入り禁止」などの標識があります。

 

農作業中の場合、できれば一言声をかけて。

 

収穫などで忙しそうな場合は遠くからの見学にしておきます。常識の範囲内での見学を心がけましょう。ほとんどのラベンダー農家さんたちは、収穫したラベンダーを出荷してラベンダー精油(香料)にして生活しています。観光とはいえ、あくまでも農風景を見ていることを忘れずにいたいものです。

 

作業中でも声をかければ、気軽に見せてくれたり、自由に入っていいよと言われることがあります。基本的にプロヴァンスの人たちは明るい人が多いのです。この収穫中の写真も声をかけて、撮影させてもらいました。

 

もし畑で農家さんと出会った時は… 
「ボンジュール!」
 

フランス人は特にコミニュケーションを大切にします。魔法の言葉「こんにちは」を言えば、ほとんどの場合これで大丈夫です(笑)

帰るときには「メルシー!」と言って立ち去ると、日本人の株が上がります。(あなたの次に来る日本人のためにも、結構大事なことです。)

 

不安な時は、ガイドツアーを。

初めてだし雰囲気もわからないし不安だわ..という方は、迷わず観光案内所でガイドツアーを申し込みましょう。観光局の回し者ではありませんが(笑)、私も初めてのラベンダー畑訪問はアヴィニョンからのガイドツアーでした。2回目以降は慣れるので、自力でも行けます。

ラベンダー蒸留博物館で歴史を学ぶ

ラベンダー畑以外にもラベンダーを体験できる場所があります。それがラベンダー博物館です。プロヴァンス地方には数カ所のラベンダー博物館があり、蒸留方法や歴史を解説してくれます。

オススメは、私たちブルーダルジャン農園とも深い関わりのある「バレーム蒸留博物館」です。1905年に設立された古い蒸留所がそのままの形で残されていて、今は博物館として活用されています。数ある博物館の中でも実際の建物を利用しているのは珍しいのだとか。

 

内部には昔のラベンダー蒸留器の実物や蒸留時の映像、歴史の解説などがあります。ラベンダー畑に行くだけでは知ることのできない、南仏プロヴァンス地方のラベンダー文化や香水文化に繋がる深い知識を得ることが出来ます。特に、アロマ関係者や香水に興味のある人は必見です。

 

ちなみに、ここの蒸留所には、かのファーム冨田の故・富田忠雄氏もずいぶん昔に訪れていたようです。たまたま通りかかった近所に住むフランス人のおばあちゃんに話しかけられて判明しました。私に向かって、日本人はあなたで2人目かしら…と。

 

バレーム蒸留博物館の概要とアクセス方法

ラベンダーショップ併設でお土産を購入することもできます。私たちブルーダルジャン農園の商品も購入することが出来ます。

営業日:7月1日〜9月20日:毎日 / 9月21日〜9月30日:週末
営業時間:午前10時〜午後1時、午後2時30分〜午後6時

入場料:5ユーロ
割引料金:3ユーロ(家族料金、求職者、学生、11人以上のグループ)。
無料:7歳未満の子供。

アクセス方法:プロヴァンス鉄道でニース発ディーニュ行き。バレーム駅で降車して徒歩3分で到着します。もしくは、サン=タンドレ=レ=ザルプから徒歩20分で到着。

ブルーダルジャン農園の見学ツアー

私たちブルーダルジャン農園は、ラベンダー街道の東側にあります。レンタカーでしか来れない場所にもかかわらず毎年多くの観光客が訪れるラベンダー畑ではオーナー自らガイドツアーをします。

栽培や蒸留だけでなくラベンダーの歴史や使い方など3時間ほどのツアーを毎日開催しています。帰りにはラベンダーの刈り取り体験と刈り取ったラベンダーブーケのお土産付き!

概要:7月上旬から8月上旬の収穫まで毎日営業しており、予約必須で午前9時から正午までのガイドツアーがあります。蒸留所にはブルーダルジャン直営ショップも併設。観光客が多い日には午後からのガイドもあります。

価格:大人12ユーロ、子供5ユーロ

アクセス方法:ディーニュ・レ・バンからレンタカーで1時間。もしくは、カンヌやグラースからラベンダー街道を北上し、車で6時間。

ブルーダルジャン農園の現地見学ツアーをご希望の方は、当サイトの「お問合せ」からご連絡ください。※農園まで自力で行けることが前提なので、ご了承ください。

最後に。

今回は、少し変わった視点からのラベンダー街道の解説をお届けしました。ツアーで行くだけでも十分に楽しめると思いますが、せっかく行くなら冒険心もあったほうが、記憶に残る旅ができると思いませんか?

 

私自身が旅をしていて、気ままに旅をするほうがいろんな事件やハプニングがあったりして面白いなと思ってしまうタチで…今回はラベンダー街道を通して、田舎旅の方法論を書いてみました。

 

ぜひ、皆さんも自分にあった旅の方法でラベンダー街道をお楽しみください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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金子 竜得

フランス・ボルドー留学を機に出逢ったラベンダー農家「ブルーダルジャン」と意気投合し、輸入を決意する。大学2年生でブランドの日本販売元として起業し、「ラベンダー農家」とその品質・文化を伝える。/ 1992年生まれ・石川県出身 / 旅行・カメラ・オーディオ(音楽)が好き。たまに趣味ブログになります(笑)