珍しく、洋楽の話です。ミーカというレバノン出身のアーティスト。彼の場合は、歌手というよりアーティストという方がしっくりきます。ミーカについてはフランス語の曲「Elle me dit」を知っていたのですが、フランス留学中に聞いて以来しばらく聞いていませんでした。どうやら現在はロンドンを拠点に活動しているようですが、フランスにも滞在していたことがあるようでフランスのテレビ番組にも出演しています。
そんな中、たまたまYoutubeを見ているとミーカの音楽があったので聞いてみると、すごい声の持ち主で一気に引き込まれました。どうやら、ヨーロッパではQueenのフレディ・マーキュリーのような声だとか言われてるらしいですね。本人は3オクターブ半くらいだと言っている声の高さ。半端ない才能と歌唱力です。加えて歌詞も面白く、色々と楽しめます。
「Elle me dit」
留学してたのは2013年なのですが、2012年リリースの曲ということできっとその頃流行ってたんでしょうね。よくいろんなところで耳にした記憶があります。これとか、ミシェル・テロの「Ai Se Eu Te Pego」とか、ブラジルW杯のテーマソングでシャキーラの「Waka Waka」とかすんごい流行ってました。
そういえば、ワールドカップ懐かしいなあ。ブラジル対ドイツの準決勝とかスポーツバーで観戦したり、日本の試合も街のバーで飲みながら応援したり…
ということで、そんな留学生活の中で聞いていたのがこちら。
3オクターブ半の裏声がスゴい「Grace Kelly」
グレースケリーというビッグなタイトルの割には、グレースケリーという単語自体は一回しか出てこない歌です(笑)
グレースケリーみたいになろうとしたけどなれなくて、フレディ(マーキュリー)になろうとしたら狂っちゃった。あなたの求めるものは多すぎてどうしようもないから、出て行って!みたいな内容。
私はこのメロディーと声に惹かれて一気にハマりました。この声と歌唱力は才能なのでしょうか、努力なのでしょうか。いや、まあどちらもあるんでしょうね。少年期にオペラ声楽の教育を受けているそうなので、やはり努力の賜物なのかも。そのためかどうか分かりませんが、オペラハウスでコンサートもしてます。
Queenもシャンゼリゼもテレビで歌っちゃう
オー・シャンゼリゼは3:00〜
Killer Queenの冒頭が4:40~
難しすぎると言って途中でやめてますが、やっぱり上手いですよね。
いつかカバーしませんかね?やっぱり難しいのかなあ。
ボネミアンラプソディとかミーカアレンジで聞いてみたいのですが…
シャルル・トレネのカバー曲「Je chante」
私も大好きなフランスシャンソンの大御所歌手シャルル・トレネさんのカバーを歌っていました。こういう渋い歌をカバーするあたり流石です。日本でいうなら植木等とか藤山一郎をミックスした昭和歌謡曲ってところでしょうか。植木さんは最近でも星野源さんなどがカバーしてますよね。私も古い歌謡曲(特にクレイジーキャッツ)が大好きな人間なので、嬉しいですね。
話が逸れましたが、「Je chante」の歌詞に戻りましょう。
こちらは本家、シャルル・トレネさんの歌です。現代風に解釈するとMIKAのPVのようになるのでしょうか(笑)
本家のアレンジとはだいぶん違いますね。
これはこれで面白いと思いますが、PVでは歌詞にある道の上ではなく線路の上なんですね(笑)しかし、やっぱり歌がうまくて歌詞も面白いミーカ。いつかクイーンのカバーとか出しませんかね?
そんなわけで、久々に聞いてみたフレンチ(?)ポップスでした!