ブルーダルジャン

オート=プロヴァンス地方の
真正ラベンダー農園

オート=プロヴァンス地方の真正ラベンダー農園

ヴェルドン自然公園とメルカントゥール国定公園にまたがる山間の小さな村に、ブルーダルジャンのテロワールが広がっています。2億年前の地層と16世紀から伝わる香りの村。そこにブルーダルジャンのラベンダー畑がひっそりと現れます。

香水文化発祥の地から
ラベンダー農園の最高峰へ

いつ頃からラベンダーが咲いていたのかは判明していませんが、アルジャン村では少なくとも16世紀ごろには野生ラベンダーの摘み取りが行われていました。当時は薬草として主に殺菌・消毒・鎮痛のために活用されていたと伝わります。1880年代には高品質な野生ラベンダーが収穫できる村に指定され、フランス製の高級香水の原料として活用されました。その後、1960年代には合成香料の台頭で衰退し、農園は閉鎖されました。

 

2002年、トレッキングで訪れたヴェロニクは、この地のラベンダーの歴史に深い感銘を受けて、農園復活を決意しました。2005年にブルーダルジャン農園を設立。フランス政府原産地保護呼称(A.O.P.)の認定を受けて、オート=プロヴァンス地方でわずか3軒しか残っていない在来種の真正ラベンダー生産者となりました。

 

2023年、フランス農林省環境重視価値認証 (H.V.E.)の認定を受け、従来から取り組んでいた無農薬栽培、アルジャン村の農園や周囲の自然環境や水源の保護が評価されました。

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家族のラベンダー農園から
野心的な村のプロジェクトまで

ブルーダルジャンは、オート=プロヴァンス地方アルジャン村のラベンダーブランドです。2005 年、計り知れない可能性を秘めたこの村に魅了されたヴェロニク・ペルツァーが娘のルシー、夫のジルダス、そして村人たちとともに農園を復活させました。彼女には香りの効果と自然との触れ合いに着目したスキンケアのアイディアがありました。

 

16世紀から高品質なラベンダーで著名なアルジャン村の在来種の真正ラベンダーを30年ぶりに復興させました。

純粋な香り、テロワールと歴史、在来種の薬効

在来種ラベンダーの保護と
繊細なラベンダーの香りを表現する
H.V.E. Level 3 基準の農園づくり

ラベンダー栽培に対する情熱は、ブルーダルジャン農園のテロワールの独自性を表現するために、あらゆることを実践することにあります。

 

ブルーダルジャン農園の真正ラベンダー農園は、当初から環境保護の観点から無農薬栽培を実践しています。また、野生の種を採取し育てているため、株ごとに遺伝子情報が全て異なる真正ラベンダー畑となります。夏になると、畑には白いラベンダーから濃い紫のラベンダーまで多彩な在来種の真正ラベンダーが咲き誇ります。

 

結果的に、このような栽培方法によるラベンダーの香りが最も繊細で奥行きのある香りとなったことは、テロワールを最も豊かに表現することに繋がりました。2023年、フランス農林省の環境価値重視認証 ( H.V.E Level. 3 ) を取得しました。

多様性を活かす取り組み
羊飼いとラベンダーの2000年の歴史

プロヴァンス地方には約2000軒の羊飼い、84万匹の羊、4万匹の山羊がおり、フランス2番目の羊の産地として知られています。フランスで最も古く伝統的な職業のひとつが羊飼いだとされています。

 

私たちの農法は、ラベンダー農園内の動植物の多様性の維持に効果的でした。年2回の羊飼いによる農園内の除草は最も特徴的な農法で、羊がラベンダー以外の雑草を食べ、堆肥を作ります。このようなアプローチにより、土壌は豊かになり、生きた土壌への回帰が永続化されています。

 

また、農園内には天然記念物アルプスカモシカ、野ウサギ、希少種の蝶など多様な生物が棲息しています。

ラベンダー農園

オート=プロヴァンス地方のアペラシオンの 2つの村、アルジャン村とメゼル村に 33 ヘクタールのラベンダー畑があります。

 

フランス無形文化遺産、世界ジオパーク「オート=プロヴァンス」登録農園、フランス農林省H.V.E. Level 3 認証を取得。

 

農園内に流れるアルプス・ヴェルドン峡谷からの伏流水を用いて水蒸気蒸留を実践します。

大地

標高1350m〜1450mで石灰質の乾いた大地と手のひらサイズの礫が混ざるオート=プロヴァンス地方に特徴的なテロワール。

品種

98%:在来種の真正ラベンダー

2%:メイレット種の真正ラベンダー

文化的慣習

無農薬栽培&環境に配慮した農法
水源地の管理、堆肥、天日干し

 

アグロエコロジー
生垣、涵養、および特定の植物の保護

 

在来種の真正ラベンダー栽培
野生ラベンダーの保護と種の保存

 

生態系の保全
農園内播種、独立型農園

在来種の真正ラベンダー精油
並外れた香りと古来からの薬効

14 世紀末、オート=プロヴァンス地方の一部の村において「Les Herboristes de Lure リュールの薬剤師」という薬草行商人が現れました。彼らはフランス王国中にラベンダー薬を売り歩いて財を築いたと言います。

 

また、16世紀のフランスを代表する哲学者モンテーニュはラベンダーの香りについてこう述べました。
『私はお医者さんの方が今よりももっと匂いを利用出来そうに思う。 これは、我々の感覚を喜ばせ、刺激し、浄化して、 瞑想に相応しい状態にするためだそうで、私もなるほどと思う。』

 

当時、ラベンダーはペストや感染症から身を守る常備薬として活用されていたことが伺えます。現在でも中世から伝わるラベンダー薬はフランスの薬局方に登録されています。

真正ラベンダー精油

真正ラベンダー精油 2023

在来種 100%

栽培方法

10年以上無農薬栽培、野生タネから育生

香りのコメント

オート=プロヴァンス地方の偉大な太陽のヴィンテージの力、香りの余韻、密度、そして力強さ。クラシックのエレガンスとワイルドなエネルギー。

活用のヒント

香りを温めて楽しみます。お風呂や加湿器、コップ1杯のお湯に1滴垂らしてうがいに。瞑想時間に頭皮マッサージに1滴。

認証

ブルーダルジャン農園の革新

テロワールの特徴を際立たせるブルーダルジャン農園の真正ラベンダー精油は「ミレジム – 生産年」によって特徴づけられます。これらのミレジムは、フランスワインのグランクリュのように、それぞれの収穫年の特徴を体現しています。

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